今日は渋谷のイケベ楽器に、またもやギターアンプの試奏に行ってきた。
今回は、Egnater(イグネーター)のREBEL 30 Comboだ。
出力30Wのチューブ(真空管)アンプ。
クリーンchとオーバードライブchの独立2ch仕様というのが気になった。
クリーンchは、マスターボリュームが無く、ボリュームがひとつとトレブル、ベースのみ。
オーバードライブchは、ボリューム、マスターボリューム、トレブル、ミドル、ベースという、一般的なコントロール。マスターボリュームの無いクリーンchがどんな音なのか興味シンシン。
その他にボクが気になったのは、TUBE Mixというノブが付いていて、パワー管EL84と6V6を連続可変できる事。ブリティッシュからアメリカンサウンドまでブレンド可能になる。
また、WATTSノブで出力を1W~30Wまで連続可変できる。
これらはCh1.2毎に設定可能になっている。こんなアンプはほとんど聞いたことが無い。
ちなみにプリ部は12AX7×5。
行ったイケベには試奏ルームがあって、周りを気にすることなく音を出すことができる。
イメージしてた大きさより一回り大きかった。スピーカーが12インチだし、パワー管が二セット入ってるのでこうなるのかな。
ES-335で弾いてみたが、音の大きさに驚いた。クリーンchでボリューム2位で既に自宅弾きの音量を超えている。音デカ!
さっそく、WATTSノブで出力を一番小さくしてみる。1Wだ。
なんと、30Wの時と全く変化が無い。音がデカイままだ。ノブをあれこれいじってみるが音量に変化ナシ・・・
店員さんが試奏ルーム入ってきて、どうですか?と聞いてきたので、これ壊れてないすか?と聞いたところ、やっぱり顔で、変化無いんですよね~との事。入荷してきた時にスタッフの間でも話題になったそうだ。
自宅やライブで使う時に適した音量にするには、ボリュームノブを1.5~2位の間で調整する事になり、またボリューム1位だと音が出ない。つまりノブの回し方がシビアで、使える範囲も少ないという事。ドライブchの方はマスターが付いてるので、リニアに調整できるが、クリーントーンって音ではない。
音自体は非常に良い感じだった。クリーンchはトレブルとベースしかイコライザーが無いが、むしろこれで充分。フェンダーのようなキツい高音は無く、明る過ぎない落ち着いた音が出た。フルアコをつないでJazzをやるには良いかもしれない。
ドライブchの方は可変範囲が広く、ちょっとした歪みから深い歪みまで作る事ができた。
とにかく音がでかくて、試奏時はクリーンchでボリューム2.5位が限界だった。ライブで充分使えると思うが、自宅ではちょっと使いづらいかも知れない。ボリュームノブをちょっと回し過ぎたら爆音、なのだ(笑)