Pearl Flanger FG-01を戻す

「単品エフェクターをノックダウンマルチ化して約30年。また単品エフェクターにノックダウンして戻す」シリーズ第5弾!
長い。。。
ノックダウンマルチの記事はココです。
ここから基板を取り出して元に戻す。けど、オリジナルのケースが無いので、タカチなどのアルミケースにノックダウン。デザインはなるべくオリジナルに近づける、ってのが目標。
で、今回はPEARL(パール)のフランジャー、FG-01。

パールといえばドラムセットですが、70年代末から80年頭にはエフェクターをシリーズ化して出していました。お好きな人は検索を。
たしか、全品コントロールノブが4つあってスゴいぜ!ってのが宣伝文句だったような記憶がある。
オーバードライブやディストーションもノブが4つだ~!ってw
このフランジャーの使い道としては、MANUALとFEEDBACKをゼロにして、SPEEDとDEPTHを適量、つまり揺れ+ショートディレイのセッティングにして、オーバードライブを掛けたギターソロ後半で盛り上げる!って時に使ってました。かなり派手な音になるんです。
普通にフランジング効果も出せるし、サワヤカなコーラス的な音やもっとエグい音も出るのだけど、何故かそんな使い方がベストだった。
さて、いつものようにノックダウンマルチから外した基板の動作チェック。

GND、+9V、In、Outをつないで問題なく、エフェクト音が出た。
次はタカチのアルミケースをペーパーで磨く。塗装ノリを良くする為だ。

A-ONEの透明ラベルシールにロゴや文字を印刷して貼るのだが、黒がベースなので文字やロゴ部分の下地は白色にしておかないと、クッキリとした色が出ない。
だから、コントロール部分の文字やロゴ部分だけ白スプレーで塗装。そこをマスキングして残り部分を黒で塗装。



ネイディーンズのコーラスの時は文字やロゴをクッキリ出すために白地転写シールを使ったが、シール部分だけが出っ張った感があったので、今回はケース塗装自体を白と黒部分に分けてみた。
白い部分の上に、透明ラベルシールの文字・ロゴ部分がくる。

結果はこんな感じ。。。この写真は目立たないが。下の写真だと良くわかる・・・
必要な部分だけ透明ラベルシールを黒くしたら、下地の黒色との境目が目立ってしまった。。
さらに塗装にはつや消しの黒を使った為に、ラベルシールを石鹸水で濡らして貼っても、うまく密着せず、ところところ浮きが目立つ。。
ツヤ有りスプレーの方が表面が滑らかに仕上がるので、うまく密着するのだろう。つや消しにしたいのなら、ラベルシールを貼るまではツヤ有りスプレーで塗装し、最後の仕上げにつや消しのクリアを吹いた方が良さそうだ。

↑実際はこんなん・・・
…。塗装をやり直すのは面倒なので、このまま続いて配線。

いつものトゥルーバイパス配線。

で、完成。
久しぶりに使ってみたけど、けっこう良い音だった。
当時良く使ってたショートディレイじゃなくて、コーラス系のセッティングにすると気持ち良い。
さわやかコーラスから、深~いコーラス、エグ~いコーラスまで可能。
クリーン音に掛けるとホント気持ち良い。キモチエエ~♪w
機会があったら、デモ録ってアップしたくなるような音です。
これで、再ノックダウン5作目が完了。
次はヤマハのオクターバーが候補です^^
続く。