学生当時、コンパクトエフェクターを複数、直列にして使っていた。
ある時、エフェクター関連のムック本だったと思うけど、ギタリストの松原正樹さんのエフェクターシステムが紹介されていた。複数のコンパクトエフェクターの基板をひとつのケースに収めて、フットスイッチは別出しして、本体のジェラルミンケースまでケーブルでつながってる。ちょーカッコよかった。
それを見て自分のエフェクターもこんな風にマルチ化できたらな~、と思うようになり、電子回路に詳しい友人に相談してみたら、やれそうだとの返事をもらった。フットスイッチから本体へのオンオフの仕組みは電子スイッチ化すると言っていた。松原正樹さんのシステムはリレーを使っているが、スペースを取るので、小型化するためにリレーは使わないとの事だった。
ボクは回路には詳しくないのでお任せし、各エフェクターの分解とノックダウン先アルミケースの加工、基板の配置構成などをやった。ドリルで穴を開けてリーマーで穴を拡大したり、ハンドニブラで穴を四角に加工したり、レタリングで松原正樹さんのシステムそっくりなデザインにした。なんせ、あのデザインにしなけりゃ意味がないのだ(^^)
中はこんなレイアウト。
フットスイッチもアルミケースを二つつなげたり、穴を開けたり、時間が掛かったけど完成。
使う際は本体をアンプの上にセットして、フットスイッチをケーブルでつなぐ。
フットスイッチにはボリュームペダルをつなぐジャックがある。これはオーディオ信号を強弱するのではなく、ボリュームペダル内の可変抵抗の信号の変化だけを本体側に伝えて音量を調整する・・・らしい。ボクには良くわからんが、そういう事なのだそうだ。
入れたのは、
・ヤマハのオクターバーOC-01
・MAXONのオートフィルターAF-9
・グヤトーンのコンプレッサーPS-103
・BOSSのオーバードライブOD-1
・BIG JAMのフェイザーSE-9
・PEARLのフランジャーFG-01
・NEXTのアナログディレイAD800
・Nadine’sのステレオコーラス
・PIGGYのチューナー
全て1978年位から80年頃に少しずつ買い揃えたものだ。
今思うと、取り出して個体で使いたいものがけっこうある。
今でも現役で使えるけど、音的にショボイエフェクターも混じってるので、単体で使いたいエフェクターを取り出そうかと思ってる。OD-1や、ネイディーンズのコーラス、NEXTのアナログディレイやパールのフランジャーは、今聴いてもとても良い音だ。オリジナルのケースは製作当時に処分したので、MXRタイプのケースにひとつずつ再ノックダウンしようかな。
ノックダウンのノックダウンだ~!(笑)
はじめまして。
回路は詳しくないのですが(汗)、入ってるエフェクターはみんなアナログですね。
30年近く前に作ったので、詳しい友人の連絡先もわからないんです(^^;
分解して、ひとつずつのエフェクターに戻そうかな~と思ってます。
はじめまして、エフェクターと検索していてこのブログに来ました。
完全アナログ回路のマルチってことですか?
すごいですね。
スペースもとらないし、電池もいらないし、音もよさそう。スマートですね^^
あと回路に詳しいご友人がいらっしゃるのがうらやましい(笑)