ミニサイズエフェクターでコンプレッサーを探してたけど、値段と性能でなかなかマッチするものが無いな、と思ってたら、往年の名機「オレンジスクィーザー」をミニサイズエフェクターにした、「Orange Comp Mini」というキットが、タッキーパーツというところで売ってたので、買ってみた。5千円前後の価格だし、パーツや基板、塗装済みケースがセットされてて、時間がある時にでも作れればいいや♪、みたいな感覚で(^^)
こんな配線図やパーツ、基板、ジャック類、ケース、配線材(コード)等一式が付属して、基本、このキットを買えば作る事ができる。
でも、基板やパーツはともかく、配線材は失敗ややり直しを考えると、多めに持っていたほうが良い。
それと、当たり前だけど半田ごてや、熱に弱いパーツをハンダ付けする時に放熱するクリップとか、基板やケースを固定する万力、それと、細かい部分を拡大するルーペと、ハンダ付け時にパーツを固定する為のクリップがセットになってるやつ(なんという名前か忘れた。。)とか、いろんな道具を揃えておくと、作業がとてもはかどる。配線材の皮膜を剥くニッパーみたいなやつとかも、あるとすごい便利。
ボクが子供の頃、ラジオや電子回路を作ったり、ジャンクパーツからパーツを外したりするのが流行ってて、それを思い出しながらのんびり作ってみました(^^)
先ずは基板が完成。ハンダ付け部分をひとつひとつルーペで拡大してチェックする。なんせ老眼なので、肉眼では全然見えない(^^;
ケースに組み込みつつ、ジャックやフットスイッチに配線。
ひと通りできたところで、音出しチェック!
・・・音が出ない。。。
バイパス音は出るけど、エフェクトONすると無音。。。
何を間違えたのか・・・
と、悩んでもしょーがない。
おそらく、ケースに組み込んだ時の配線が怪しい。
せっかく配線したけど、全部ばらして、ケース無しで配線してみる。
キットに付属している配線材は使い切ったので、別途手持ちのものを使う。
可変抵抗器(ボリュームポット)をツツくとエフェクト音が出た!
ポットのハンダ付けが甘かったみたい。
ケースへの取り付けをやり直す。。
完成~!!
ちょっと配線がごちゃごちゃ長いけど、音が出たままの配線で詰め込んだ(^^;
ボクが知っているオレンジスクィーザーの音は、昔のリーリトナーの音。
使った事が無いので良くわからないけど、内部トリマーで掛かりを調整する。
外部ポットはエフェクトレベル。これで生音とのバランスを取る。
けっこうキツくコンプレッションが掛かるので、少し緩めにトリマーをセットした。
MXRのダイナコンプやKeeleyとはちょっと違う音だ。
ノイズは多め。
できたー♪
参考までに
・キットに抵抗の4.7MΩが入ってて、回路図にも記載されてるけど、実体配線図には出てきません。実際の配線には使いませんでした。この抵抗が余りますが、問題なく動作しました。
・オペアンプは、キットに付属しているJRC4558Dよりもローノイズな4558DDに変えてます。1個100円もしないので使ってみました。気分的に少しローノイズで良いです☆
こいつを、ペダルトレインナノに組み込む予定(^o^)