「ノックダウンしたOD-1を単体エフェクターに戻す」シリーズ第4弾は最終回で、遂に完成~!
ケースの塗装とクリアラベルをデザインして、ケースに貼って、その上からクリアをスプレーしてケースは完成。充分乾いたら基板やポット、フットスイッチ・ジャック類を配線。
基板のサイズがケースに比べて大きくて、一部をカットしているとはいえ、INとOUTPUTジャックの上まで重ねる必要があって、基板の向きや配線の取り回しを何度も慎重に試してから半田付けした。
老眼が進んじゃってて、半田付けする時はメガネとルーペで拡大しながら作業(苦)
エフェクター自作サイトの皆さんのような、キレイな配線はとてもムリだが、なんとかケースに収める事ができた。
エフェクター
BOSS OD-1を戻す 3
BOSS OD-1を戻す。パート3。
ノックダウンマルチに入れたOD-1を、再び単体エフェクターに戻し中。
パート1 パート2
アルミケースの塗装までは、とりあえず適当に終わって、今度はBOSSのロゴやオーバードライブのマークを入れる。
ネットでOD-1の写真を画像検索しまくって、キレイで大きく写っている写真を集める。
画像ソフト(ボクはAdobe Fireworks)でロゴや文字の部分だけくり抜き、アレしてコレして加工して♪印刷のレイアウトを考える。
上側の方がいい感じなので、これに決定。
色々な写真から集めたロゴマークそのままだけど、中身の回路や基板・パーツはコピーでもクローンでも無い、モノホンのBOSS OD-1である。コピーを作ってるのではなく、元に戻したいのだ。でもオリジナルのケースが無いので、なんとか雰囲気を出したい。
紙に印刷して、ノブを載せたイメージ。こんなもんかな(^^)
BOSS OD-1を戻す 2
BOSS OD-1を戻す
ノックダウンマルチに入れていたオーバードライブは、BOSSのOD-1。
80年か81年に普通に買ったものだ。
この基板をケースから出してノックダウンして30年近く経つが、最近気に入ったオーバードライブって、あまり無い。強いてあげるならXoticのACブースターやSHODかな。
OD-1は初めて買ったオーバードライブで、非常に気に入ってたし、今になって単体で使いたくなってきた~。
中古で探すとプレミアが付いてしまって、手軽に買える値段ではなくなったし、思い切ってノックダウンマルチから単体エフェクターに戻す事にした。
右下に見えるOD-1の基板とPOT類を外す。
組み込んだ当時はコンパクト化の為に、OD-1の電子スイッチ部と思われる基板の下部を切ってしまっている…
もちろんOD-1の音が出ていて、特に問題は無かった。
てゆーか、ボクはずっとこの状態で使っていたので、OD-1の音はこれだと思ってる。
とりあえず、INPUT、OUTPUT、DC各ジャックをつなげて音出しチェック。
あ~!懐かしい!!あの頃の音が出る♪
基板のサイズは下を切ってるとはいえ、横幅は約6cm。けっこう大きいので、これが入るケースを調べると、ハモンドのBタイプよりひと回り大きい、Hammondの1590N1がギリギリのようだ。
オリジナルのBOSSのケースは捨ててしまったし、形状は変わってしまうがこれに入れる事にした。
これをエフェクター自作キットやケース加工で知られるPASさんに注文。
ケースが届いたら、もちろんOD-1のオリジナルカラーである黄色に塗装して、それからPOTや基板を組み込んでみよう。
ノックダウンマルチエフェクター
学生当時、コンパクトエフェクターを複数、直列にして使っていた。
ある時、エフェクター関連のムック本だったと思うけど、ギタリストの松原正樹さんのエフェクターシステムが紹介されていた。複数のコンパクトエフェクターの基板をひとつのケースに収めて、フットスイッチは別出しして、本体のジェラルミンケースまでケーブルでつながってる。ちょーカッコよかった。
それを見て自分のエフェクターもこんな風にマルチ化できたらな~、と思うようになり、電子回路に詳しい友人に相談してみたら、やれそうだとの返事をもらった。フットスイッチから本体へのオンオフの仕組みは電子スイッチ化すると言っていた。松原正樹さんのシステムはリレーを使っているが、スペースを取るので、小型化するためにリレーは使わないとの事だった。
ボクは回路には詳しくないのでお任せし、各エフェクターの分解とノックダウン先アルミケースの加工、基板の配置構成などをやった。ドリルで穴を開けてリーマーで穴を拡大したり、ハンドニブラで穴を四角に加工したり、レタリングで松原正樹さんのシステムそっくりなデザインにした。なんせ、あのデザインにしなけりゃ意味がないのだ(^^)
中はこんなレイアウト。
フットスイッチもアルミケースを二つつなげたり、穴を開けたり、時間が掛かったけど完成。