Red Witchの新作でミニサイズエフェクターの、Seven Sistersシリーズ。
その中で、コンプレッサーとディレイを島村楽器さんに取り寄せてもらいました。
縦88×横43×高さ56。
リチウムイオン電池内蔵、充電式。
ACアダプターによる電源供給も可能。
トゥルーバイパス。
といった、共通仕様。
ハモンドAタイプとのサイズ比較。
縦に短く、横に広いのがわかる。
中を開けるとリチウムイオン電池が見える。
なんだか、ひと昔前の携帯電話のバッテリーみたいな感じ。
フル充電すると、消費電力の多いディレイでも、使用可能時間は24時間と長い。
肝心のサウンドは、
良い。
音そのものは。。イイ。
先ずはこんな風に、ループボックスを使って、バイパスとエフェクトOFF音を比較した。
全く音ヤセは無い。トゥルーバイパスなので、当たり前だ。
エフェクトONしても、ディレイ、コンプレッサー共に音ヤセは無い。非常に素直な音だ。
素晴らしい!!
コンプはちょっとノイズが気になるが。
しかし、各コントロールのポリシーというか、コントロール具合に関してはボクには使いにくいと思った。
例えば、ディレイを返す「Repeat」コントロールだが、ボクが今まで使ってきたディレイは、コントロールつまみをゼロ(左に回しきる)にすると、ディレイのリピート回数は、ゼロか1回になる。
厳密にはそうではないかも知れないが、そう聞こえる。
そこからツマミを右に少しずつ回して、リピート回数を決める。
ボクはディレイをさりげなく掛ける場面が多いので、通常は「2回」位で使う。
でも、このSeven Sistersは、ツマミを左に回しきっても、リピート回数が「3.5」位あるのだ。
それ以下にセットできない。
ちなみに、裏ブタを明けるとMIX調整用トリマーがある。デフォルトだと、ウェット40:ドライ60に設定されていて、そのままではディレイの量が深すぎるので、トリマーで少し薄くしたくなる。
このトリマーは右に回すと薄くなる。でも、回しきってもウェットがリピート同様に、ゼロにならないのだ。
コンプレッサーも同じで、compつまみで掛かりを調整するのだが、左に回しきってもコンプ感はゼロにはならない。けっこう掛かっている状態のままだ。
つまり、各パラメーターのツマミをゼロにしても、エフェクトの掛かりはゼロ、もしくは「1」にならないのだ。
Red Witchのエフェクターはそんなポリシーなのか、他に持っていないのでわからないのだが、少々「掛かり過ぎ」の感がある。
音そのものは良いので、そこがちょっと残念。ボクにはね。
充電の方法は、センターマイナス9VのACアダプターをつなぐ。
最初のフル充電まで12時間掛かり、この初期充電が終わると、それ以降は4~6時間でフル充電になると取説に書いてある。たしかに最初のフル充電まではかなり時間が掛かった。
ミニサイズエフェクターで、トゥルーバイパスのコンプって、他にはあまり無いか、高価なものに限られるし、ディレイも同じ。格安なMini-Mod Delayがあるが、ディレイタイムが非常に短い。
Seven Sistersは~800m/sまであるので秀でているけど、パラメータが・・・
ってな感じです(^^;
Red Witch Seven Sistersのラインナップはこちらです。