函館二日目:漁火館~森・八雲・長万部 浜鍋ちゃんぽん

函館滞在二日目の朝、宿泊先の漁火館の朝食。
獲れたてのイカ刺。

コリコリしている。これを食べると、東京のイカは「死んでいる」(笑)
白くなくて、透明なのさ~。
さて、漁火館の温泉、もう一度朝に入ったので、おさらい。


これだ。
海がすぐ間近で見える。
最高~!
今日は雨。
市内観光と思っていたが、それはやめてここに来たら必ず行こうと思っていた、森町、八雲町、長万部町に行くことにした。

 
19~16年前、ボクは某会社の転勤で、函館市内と、森、八雲、長万部の営業担当だった。
長万部(おしゃまんべ)って、函館から約100km。
車で月に2回位訪問していた。
春や夏場はクルマを飛ばせば1、2時間で着くけど、冬場は雪がふるのでもっと掛かる。
商売的には人口が少ないので、訪問頻度は毎日って訳には行かないが、毎月必ず訪問していた。
東京から転勤して、このエリアの担当になった時、少なからずショックだった。
国道5号線を、延々と走るのだ。
右は海。左は山。市街地以外は道路しかない。
頭の上にはかもめが飛び、ところどころ現れる漁港を見ながら、ずっと走り続けるのだ。
冬場は雪で真っ白、シンシンとした世界。そして春になると一気に草木が咲き始める。
取引先の人たちは、皆、とても良い人だった。
商売的には、売上げは多くは望めないけど、それでも行かなきゃ営業マンの名がすたる。
だから、走り続けた。
雨の日も雪の日も。
今はだいぶ高速やバイパスができているけど、当時は国道5号線しかなかった。
スタートは赤松通り。

取引先を見ながら走る。
今でも残っている店、無くなっている店。なんせ、16年も経っている。変わっていて当たり前だ。
感慨深く森、八雲を抜けて、長万部に到着すると、ちょうど昼飯タイム。当時もそうだった。
いつも食べていた、「浜鍋チャンポン」の店。まだ営業してた。
長万部の国道5号線沿いには、カニめしの店と、浜鍋チャンポンの店がいくつかあって、そんなに有名ではなさそうな店が当時はお気に入りだった。

ここだったか・・・
記憶が曖昧。隣の店だったかも。。。
外観からは想像できない程広く、他に客がいないこの店に入り、店主に聞いてみた。
「ここは16年くらい前もあったよね?」
しかし、欲の無さそうな店主は、「浜鍋チャンポンは隣もやってるよ。そっちじゃないの?」
「たしかこのスペースは座敷じゃなかった?」
「そうですよ。」
おそらくこの店だ。
早速、浜鍋ちゃんぽんを注文、待ってる間、トイレに行った。
そのトイレには、店舗に継ぎ足したような造りで、隙間風が多く、壁には水着のネーチャンの写真なんかが貼られている。トラックの運ちゃん御用達だからか。
でも、これで確信!間違いなくここだ。記憶が蘇る(^^)

でてきたラーメンはこれ。

味噌味のラーメンに、ウニ、イカ、エビ、カニ、貝、などの海鮮と野菜が乗っていて旨い。
近隣にはこのラーメンの専門店があるが、いつも食べていたのはこの店だった。
当時を思い出しながら完食して、函館に戻る。
途中の八雲町には、取引先の集中する中心部から外れた所に、ケンタッキーフライドチキンの実験農場がまだあるみたいだった。寄れなかったけど。
森町には、春になるとラベンダー摘みができるところがあって、行ってみたら、この時期なので当然ながら何も咲いてなかった(^^;

のんびり運転して、函館市内に入る。
今日から3泊する、「ラビスタ函館」に到着、チェックイン。
ここは比較的新しいホテルで、ベイエリア金森倉庫群にあって、そのロケーション、温泉、朝食バイキングに巴丼の具が取り放題、具体的には、イクラなどを好きなだけ自分で乗せて食べられる。そんな理由で、函館人気No1のホテルだ。
金森倉庫は色んな店が入っていて、夜はライトアップされる。

部屋からみる景色は、倉庫や港が一望できて素晴らしい。

ここにチェックインしたあと、当時の旧友、ベーシストの遠藤さんと待ち合わせた、五稜郭本町に市電で行き、お友達合わせて5人で飲む。
スタジオ経営されているご夫婦と、新進気鋭の若手アーティスト島田君が来てくださった。
昔話や、今の函館の音楽シーン、その他モロモロ。
話は尽きない。
6:30にスタートし、お開きをしたのは夜中の2時。
なんと7時間半も飲んでいた!
2時半ごろ、ほとんど記憶無しでホテルに戻り、就寝。
飲み過ぎた~。。。
明日は、遠藤さんと市内お土産屋巡り。お菓子、スイーツの。
どこでも買えるお菓子じゃなくて、函館ならでは、をテーマに案内をしていただく予定。
夜は、地元の人たちが集まるライブハウスでセッションする予定。
その為にギターを持ってきたのだ。
泥酔の為、ホテルの温泉には入らず、寝る☆