マンションポエム

「邸宅」、「杜」、「住まう」、「聖域」、「堂々」、「モダニズム」、「無色の東京」、「小宇宙」。。。

なんだか素敵な単語が並んでいます。
これ、実は全てマンションのキャッチコピーからの単語なんです。ごく一例ですが。

皆さんのところにも、新築マンションのチラシが入ってくると思います。
それに書かれているキャッチコピー。
それがなんともスゴイ。これを「マンションポエム」と言うらしい。
日経電子版に、まとめられている記事がある。
マンション広告に躍る「ポエム」 建築を包む物語

そこから引用すると、

◆「誇り高き歴史を継承する、浦和常磐・迎賓の邸」(プレミスト北浦和)

そりゃ、どの地も伝統を継承してますよね。家のことを邸とか邸宅と表現するのが流行みたいです。

◆「この聖域は、総てのDESIREを満たす。」(ランドステージ代々木の杜)

「聖域」ときましたか。大事な自宅ですもんね。

◆「扉の向こうに、完全なる小宇宙が広がっている。」(南青山テラス常盤松フォレスト)

小宇宙!しかも完全な!ま、せっかく買うわけですから完全でありたいですね。

◆「まるでフィクションのようなこの地を、私たちは『プラネット』と呼ぶことにした。」(ザ・タワーズ台場)

ノンフィクションじゃなくて良かった(笑)やっぱ宇宙なんですかね?

◆「そこは、成城でもなく、仙川でもない。そして、成城でもあり、仙川でもある。」(セイガステージ仙川)

日経のライターさんが書いてますが、こうなるともう禅問答です。

これらのキャッチコピーには悪意は無くて、買い手がそれに釣られるわけでもなさそう。大きな買物だからね。
あまりに大げさな単語には、勘違いしないように注釈もついてるようだ。

ボクが感動したのは、これらのコピーを考え出したコピーライターさんの発想力。
「家」は「邸宅」、「森」は「杜」、「住む」は「住まう」に変換するのは基本みたい。チラシでも何度か見た気がします。
これからは新しいチラシを見る時は、どんだけ拡大変換されてるか期待したいと思います。

最後に、ポエム度レベル1からレベル5まで、まとめられたサイトをご紹介します。
ポエム過ぎて意味不明のマンション広告キャッチコピー集
最後までついていけるでしょうか。

ではまた!