マクソン オートフィルター AF-9 ノックダウン完成

マクソン オートフィルターAF-9のノックダウン完了!
単品ノックダウン最終回なので、たくさんの写真で書いてみました。
最後にはDEMO音源もあります♪
とても良いオートワウですよ!

アルミケースの塗装を終えて、次はケースに貼るクリアラベルのデザイン。
穴開け位置決めに使ったデザインから不要な線などを消して、ラベルシールに印刷する。
ボクは、A-ONEのラベルシール、透明・光沢フィルム(品番:28791)ってのを使ってる。

インクジェットプリンタで、複数分印刷して乾いたら、クリアスプレーを表面に吹いて耐水化する。
後で石鹸水で濡らすからだ。耐水タイプのフィルムも売ってるが、少しクリーム色だし、耐水タイプのフィルムをずっと濡らしたり指でこすると、にじんでくるらしい。
カッターでキレイにカットして、ケースに貼るのだが、この時にケース表面とラベルシールの糊部分に、霧吹きで石鹸水を吹き付ける。
こうすると、貼ったときに空気が入っても指で空気が押し出せる。貼る位置もヌルヌルと微妙な微調整が可能だ。クルマのガラスにスモークフィルムを貼るのと同じ要領。
乾いたら、水で石鹸成分を洗い流し、また乾かすとこんな感じ。



穴部分をカッターでカットしたら、いよいよ配線。
まずは、フットスイッチの3PDTスイッチとフォーンジャック。GNDをつなげたりする。
作業の際、あまり動かない場所は固い単線を使う。ベルデンのAWG22(太さ)を使っている。
ちなみに、配線材を剥く時はワイヤーストリッパーを使おう。簡単に皮膜が剥けて作業効率が格段に良くなる。

パーツのナットを締める時は、ソケットレンチを使おう。
力がしっかり掛かるのと、ケースにキズが付きにくい。
次はLED。
フットスイッチまで届くよう、延長するためにLEDの足に配線材を半田付けする。
配線材はベルデンを使っている。撚線(よりせん)が柔らかいので使いやすい。
ねじって固定したら、半田付けする。半田付け前と後。

スイッチ側の配線材には抵抗をねじって半田付け。LEDは必ず抵抗をつなげる。抵抗を付けないと、電気を通した途端、パシっと壊れてしまう。割れたり破裂する事もあるらしいので要注意。

抵抗値はネットで調べて欲しい。ボクはLEDによって4.7kΩを使ったり、470Ω~220Ωを使ってる。
次は熱収縮チューブを被せて、チューブをライターで炙ると、こんな風に縮んでカバーされる。(火とヤケドに注意)

火であぶると・・・
これで絶縁完了。5mmのLEDを、6.5mmのLEDソケットで固定して配線。


表から見るとこんな感じ。次はいよいよ基板にポットやトグルスイッチを半田付けする。
そろそろ山場。

うまいことケースに収めつつ、フットスイッチや+9V、GND、エフェクト信号のIN、OUTをつなげる。ポットやスイッチのナットもしっかり締める。だいぶサマになってきた。

配線が終ったら音出しチェック。無事に音が出たら、基板の絶縁の為にボール紙をはさむ。
基板を固定する為に、ふすまテープをボール紙に貼る。

ツマミを取り付けて、裏ブタを被せて完成!

あると便利な工具を紹介します。
【ニッパー】←なくてはならないものです。

【ラジオペンチ】←なくてはならないPART2。

【ワイヤーストリッパー】←作業時間が短縮できます。

【ルーペクリップスタンド】←ホントにベンリです!

【ピンセット】←これも必需品!

【ソケットレンチセット】←安いもので充分です。

【ミニバイス】←万力です。これも安くて小さいものでOK。

最後に、このAF-9を使って弾いたデモを。
ギター(ES-335)→ AF-9 → ギターアンプ(Peavey ENVOY 110)です。
MAXON オートフィルター AF-9 DEMO
なかなか良いオートワウです!
今も現役で売ってるところがスゴイです(^^)